「病院で軽い側弯と言われたので…」と、来店くださっているお客様なのですが、姉妹で同じ症状なのです。
確認したところ、先天的な側湾症ではないとのことでしたので、「なぜ側弯になってきたのか?」を探す必要がありました。
側湾症とは?
側弯症(そくわんしょう)」とは、本来真っ直ぐな背骨が左右に弯曲した状態で、背骨自体がねじれている姿勢のことです。
左右の肩・肩甲骨・腰の高さの高さの違いがあります。
側弯が進行すると、腰背部痛や心肺機能の低下を引き起こすことがあると言われています。
先天的な異常による側弯を「先天性側弯症」、筋肉や骨の異常による側弯を「症候性側弯症」といいます。
前かがみの姿勢をとらせて、背中の筋肉や脊柱を確認すると左右差があります。
※この写真は今回の姉妹のものではありませんが、同じように側弯で当店に来られたお客様の写真です。
側弯の原因は?
話を聴いていると先天的なものではなく、後天的なものだということがわかりました。
姉妹それぞれの【姿勢チェック】をして、カウンセリングを続けるとわかったことありました。
- 同じ新体操の教室に通っていること
- 足裏のマメが同じ箇所にあり、片方の足にだけあったこと
- 姉の姿勢(左右差)の歪みが大きいこと
- 妹の方が側弯がゆるいこと
- 新体操での演技内で、ポーズが偏っていること
足裏の重心・体の歪み具合から、最終に行き着いた答えが、このポーズが原因だということがわかりました。
このポーズをよくするらしいのですが、演技内では片方だけしかしないらしいのです。
このポーズをしてもらうと、体の歪んでいる方向と一致しました。
その練習を長く続けてきた姉の体の方が、側弯が強く体のバランスを崩しているようでした。
このポーズが悪いというのではなく、左右差ができてしまったことが側弯の原因になったので、体をゆるめ、バランスを整えました。
そして「今後は反対側のポーズを加えてもらうことで、バランスが整います!」とアドバイスをしました。
偏りが多いスポーツ
- 野球のピッチング・バッティング
- テニスのストローク
- ゴルフのスイング
- バレーボースのサーブやアタック など
運動の中には、体の左右差を作ってしまうモノが多く、それが原因で体を壊すということがたくさんあります。
ですので、体を壊さないために、反対側も同じように使うことが大切なのです。
イチロー選手が長く現役生活を続けられたのは、片方ばかり使わず、反対側の素振りなどをして、体の左右差を作らずプレーをしていたからです。
左右のバランスを意識する
特に子供は体が固まっていないので、悪い習慣が続けば体は歪みます。
これは、大人も子供も同じですが、運度をする時には、体の左右のバランスを意識し、反対の動きを入れてもらうことで痛みの起こりにくい体になります。
この側弯は、年齢が若いほど改善が早く、大人になると改善がむずかしくなる症状ですので早めの対処が効果的です。
当店では、筋肉をゆるめ体のバランスを整える施術をします。
そして、歪みの原因を探し、改善のために対処法をお伝えし、予防のために姿勢についてお伝えしています。
側弯でお悩みやご質問がありましたら、下の【LINE@】からご質問くださいね!