
「代謝」とは簡単に言うと「消費カロリー」のことを指します。
体がカロリーを消費するしくみには、次の3種類があります。
3つの代謝の種類と特徴
① 基礎代謝
生命を維持するために必要なエネルギー消費。
(例:呼吸・心臓の拍動・体温維持など)
② 活動代謝
身体を動かすことで消費されるカロリー。
2つに分けられます
- 生活活動代謝(NEAT):掃除・通勤・買い物など日常生活の動き
- 運動代謝:筋トレやウォーキングなどの運動
③ 食事誘発性熱産生(DIT)
食事をしたときに発生する消化・吸収・代謝による熱エネルギー。
それぞれの代謝の割合
代謝の種類 | 割合 |
---|---|
基礎代謝 | 約60% |
活動代謝 | 約30% |
食事誘発性熱産生 | 約10% |
つまり、基礎代謝が落ちると、全体の消費カロリーが大きく減ることになります。
基礎代謝は年齢で下がる?本当の原因
実は、20代〜60歳までは基礎代謝はほとんど変わりません。
では、なぜ「年齢とともに痩せにくくなった」と感じるのでしょうか?
原因は、過度な食事制限による代謝の低下です。
運動よりも大切なこと
「運動すれば代謝が上がる」と思いがちですが、それだけでは不十分です。
活動代謝の内訳を見ると:
- 生活活動代謝:約75%
- 運動代謝:約25%
つまり、ジムでの筋トレより、日常生活の動きの方がカロリー消費は大きいのです。
そして、何よりも大切なのが「基礎代謝を下げないこと」。
まずは基礎代謝を回復させよう!
同じ生活をしていても、痩せにくくなったと感じる人は要注意。
それは基礎代謝が落ちているサインかもしれません。
- 食事制限をしすぎない
- 睡眠や栄養を整える
- ストレスを溜めない
これらの習慣で、まずは体の「土台」である基礎代謝を回復しましょう!
