食べ過ぎは意思の問題ではない

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最後のダイエットをしましょう!

山口です。

今回は『食べ過ぎは意思の問題ではない』についてお話しします。

「食欲が我慢できません!」
「私は意思が弱いんで、無理です‥。」

こんな相談を受けますが、食欲は意思の力では、どうにもできません

なぜなら

食欲は自律神経とホルモンにコントロールされている」からです。

よーく考えてみてくださいね。

食後に「お腹空け!」と思っても、お腹空かないですよね?
一日中何も食べてないのに、「お腹空くな!」と思ったところで、空腹が紛れますか?

無理でしょ。

確かに、食欲に意思は関わってはいます。
僕も空腹を意思で抑え込み、1週間断食を何度もしてきてますので。

でも、反動が起こります。

それは、体が体を守ろうとする機能が働いているからです。

例えば

・1500kcalにしましょう
・ご飯100gにしましょう
・揚げ物を禁止にしましょう

など、ダイエット界隈では、よくあるアドバイスです。

これ、完全に意思の力で食欲を抑えさせてますよね。
当然、頑張って食べる量を減らせば、最初は体重は落ちます。

「正しいダイエット」
「食べ痩せ」

というそれらしい名前で、意思の力で制限させるのが、大半のダイエットです。

でも、一時的に抑えれても間違いなく爆発しますよね。

なぜかわかりますか?

食べ過ぎの原因を無視している」からです。

火事の時に火元を放置して、飛び火部分だけ消火してるのと同じです。
根本的な原因(火元、生活習慣)が残っていたら、必ず食欲は爆発してしまいます。

また「食べちゃダメ」と考えるほど、人間の脳は「食べたい」という欲求を強めます。

例えば「今、唐揚げを想像しないでください」と言ったら、無意味に唐揚げのことを想像しましたよね?

食欲も同じです。

「食べたらダメ」は、逆に「食べたい欲」を強めるのです。

だから、食欲を意思で抑えると、食べたい欲がどんどん膨張して、最終的に暴食することになります。

これで、リバウンドするんです。

まぁ細かい食べ過ぎる原因は、別の機会に話しますが‥

とにかく意思で食欲抑えるのは、限界があります。

もちろん

「思考停止してジャンクなものばかり食べて良い」

というわけではないです。

ただ、食べ過ぎるのを、意思だけのせいにするのは、止めましょうという話です。

意思のせいにして自分を責めても、何も問題解決しません。
本当の問題から目を逸らさないようにしましょう。

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この記事を書いた人

姿勢専門整体院スタジオラクト代表。頭痛の専門家として活動。1978年、大阪生まれ。整体歴23年で、50000回以上の施術実績。頭痛・姿勢の専門著書など6冊出版。【会員制】姿勢専門整体院『スタジオラクト』の経営。滋賀県教育委員会認定の『姿勢講座』を開講。『整体スクール』の運営・姿勢の講師『ブランドセラピスト®︎』育成、オリジナルマクラ『RAKUBI』の販売、ダイエットスクールなど、お客様の体の痛みの緩和からセラピストのプロデュースまで行う。

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