「四十肩」「五十肩」という言葉は、40〜50代に多く見られる症状として、昔から広く知られています。
しかし実際には、30代や60代でも発症することがあるのです。
原因は『巻き肩』の姿勢
近年、多くの方に見られる巻き肩（肩が前方に倒れた状態の姿勢）が大きな原因のひとつです。
巻き肩のまま日常動作を続けることで、肩関節が正常に動かず、周囲の筋肉や靭帯に負担が蓄積していきます。
その結果、炎症や痛みを引き起こし、四十肩・五十肩へとつながるのです。
「ただの肩こり」と思って放置すると…
四十肩のやっかいな点は、放置するとどんどん悪化することです。
- 夜中に寝返りするたびに痛みで目が覚める
- 動かさなくてもズキズキとうずく
- 洋服を着替えるのもつらい
- 腕を上げられない、後ろに回らない
こういった状態になると、激しい痛みが数ヶ月〜1年以上続くことも珍しくありません。
さらに、関節の動きが固まり、回復まで非常に長い時間がかかるようになります。
こんな症状が出たら初期サインかも
- 腕を上げると肩の前側が痛い
- 肩の付け根あたりに違和感がある
- 髪を結ぶ、洗濯物を干す動作がつらい
これらは、四十肩の初期症状かもしれません。
特に30代以降の方で、肩周辺の使いすぎや姿勢が悪いと感じている方は要注意です。
とにかく「早めの対処」がカギ
四十肩は、早期のケアで回復しやすい症状です。
「そのうち治るだろう」と思って放置せず、違和感を感じたらすぐに対処することで、長引く痛みや関節拘縮を防げます。
気になる方は、まずは姿勢や肩の使い方を見直すことから始めてみましょう！
