
最近、食欲が乱れていませんか?
そんな時、「もっと我慢しなきゃ」と思いがちですが、実は我慢や制限は逆効果です。
そもそも、抑えたいと思っている時点で、体や心からのSOSが出ている状態。
本当にやるべきことは、原因を特定して解消することです。
食欲を乱す5つの主な原因
① エネルギー不足
エネルギーが足りていないと、体が「もっとカロリーをくれ!」と訴え、食欲が強まります。
目安として、1日2000kcal必要な人が1200kcalしか摂っていないと、体は危機を感じて食欲を増やします。
また、以下もエネルギー不足のサインです
- 痩せすぎ(BMI18未満、体脂肪率20%未満)
- 糖質不足、低血糖
- 鉄欠乏(隠れ貧血など)
② 栄養不足
エネルギーが十分でも、栄養が偏っていると食欲は乱れます。
特に不足しがちなのは
- タンパク質:食欲抑制ホルモンの材料
- 食物繊維:胃の満腹感を作る要素
パンだけ・おにぎりだけの食事では、血糖値は上がっても、満腹感が続かず食欲がぶり返します。
③ 寝不足
睡眠不足になると、食欲を抑える「レプチン」が減り、食欲を強める「グレリン」が増加。
このホルモンバランスの乱れで、寝不足は確実に食欲増進につながります。
④ ストレス・不安
ストレスを感じると、「コルチゾール」というホルモンが分泌され、食欲が乱れます。
一時的には抑える働きもありますが、慢性的になると逆に食欲を増加させます。
ストレスによる衝動的な食欲(ドカ食い)はこの影響です。
⑤ うつ傾向
うつ状態も、食欲に影響を与えます。
特にダイエット中は、食欲が増すケースが多く
- 朝起きられない
- ネガティブ思考が強い
- 思考力が落ちる
といった症状がある場合は、うつの可能性も視野に入れてケアが必要です。
まずは「自分の食欲の乱れの原因」を知ろう
「食欲が乱れている=我慢が足りない」と思い込まず、本当の原因を見つけてケアすることで、心も体も楽になります。
食欲が整えば、自然とダイエットも進みやすくなりますよ!
