
前回もお伝えしたように、ダイエットの原理原則は「カロリー収支」です。
血糖値やインスリンなどの話は枝葉にすぎず、体脂肪を減らすには「摂取 < 消費」の状態が必要です。
ここはブレないようにしましょう!
食べすぎたら運動すればOK?…答えはNO!
「私、食べるのが好きだから、運動でカロリーを消費すれば大丈夫ですよね?」
よく聞く質問ですが、答えは NO です。
摂取カロリーが多い状態では、まず食事を見直すことが大切です。
消費カロリーを上げると、食欲も上がる!
なぜ運動で調整しにくいのか?
それは、消費カロリーが上がると、自然に食欲=摂取カロリーも増えるからです。
たとえば、2000kcalを消費している人は…
- 1500kcalでは物足りない
- 2000kcalならちょうどいい
- 2500kcalだと食べすぎ
という感覚になります。
これは、体がエネルギー消費を感知し、自律神経とホルモンで食欲を調整しているからです。
食べすぎの人は、この連動が乱れている
食欲と消費カロリーの連動がうまくいっていないと、消費2000kcalに対して2500kcal食べるという状態になります。
これが「食欲が乱れている」ということです。
運動しても食欲がさらに増えるだけ?
たとえば、この人が「500kcal運動したら、合計2500kcal消費でOK」と考えても…
実際には、運動によって食欲が増して、摂取カロリーも上がることがほとんどです。
つまり、運動で消費を増やしても、その分だけ余計に食べてしまう可能性があるということです。
運動より「摂取カロリーの見直し」が優先
もし「摂取 > 消費」の状態が続いているなら、まず取り組むべきは摂取カロリーの調整です。
異常な状態(=食べすぎ)を正常に戻す。
これが、ダイエット成功のための第一歩です。
食べすぎてるなら運動に逃げない
食べすぎている人が運動をすると、余計にお腹が空くのは自然なことです。
だからこそ、運動でごまかすのではなく、まずは「食欲」としっかり向き合いましょう。
まとめ
- ダイエットの基本は「カロリー収支」
- 食べすぎているなら、まずは食事の見直しから
- 運動は大切だけど、食欲が乱れていると逆効果になることも
ごまかさず、自分の食生活としっかり向き合っていきましょう!
