
体脂肪1kgはどうやって増えて、どうやって減るのか?
これはダイエッターにとって、超基本とも言える話です。
体脂肪1kg=約7,200kcal
脂質は1gあたり9kcalあります。
つまり、脂肪1kgは9,000kcalのエネルギー…と思いきや、実際の体脂肪には約20%の水分が含まれています。
なので、実際に体脂肪1kgあたりのカロリー量は約7,200kcalです。
食べたらすぐ太る?
例えば「ポテチ1袋(約500kcal)」を一気に食べてしまったとします。
その瞬間、「うわ…太った…」と思う方は多いでしょう。
でも実際には、体脂肪換算でたったの約15gです。
体重にすると、水分で帳消しになるレベル(15mlの尿くらい)です。
仮に7,200kcalオーバーしても?
「私は1日でそれくらい食べるわ」という猛者もいるかもしれません。
でも、体は1日に合成できる脂肪の量に限界があります。
多くても、1日で増える体脂肪は50g〜200g程度と言われています。
つまり、1〜2日の暴食では大きく太れないんです!
逆もまた然りで簡単には痩せません
では、毎日300kcalの間食をやめたら?
確かに素晴らしいことですが、それを25日間続けて、ようやく体脂肪1kg減のレベルです。
運動も同じ。
毎日30分のジョギング(約250kcal)を1ヶ月続けて、ようやく1kg落ちるかどうか。
結局、ダイエットは「積み重ね」
体脂肪は、少しずつしか増えないし、少しずつしか減らない。
だからこそ、毎日の小さな行動がすごく大切なんです。
「1週間で3kg減った」は痩せたんじゃない
SNSや広告でよく見る
- 「1ヶ月でマイナス5kg!」
- 「1週間で3kg減!」
これは、水分が抜けただけ。
脂肪ではなく、干からびただけです。
短期間で減った体重の正体は「脂肪」じゃありません。
焦らずに、続けよう
だからこそ、次の2つを大切にしてください。
- 食べ過ぎた日を気にしすぎない
- 体重の変化を急ぎすぎない
焦っても、急いでも、いいことはありません。
大事なのは『健康』と「継続」。
心にも体にも優しいダイエットを目指しましょう!
