
血糖値、気にしてますか?
最近、「血糖値」という言葉をよく耳にしますよね。
・ベジファースト
・低GI食品の選択
・糖質制限
こういったことを実践している方は、かなり血糖値を意識していると思います。
テレビでもSNSでも、インフルエンサーまでもが「血糖値!血糖値!」と叫んでいる現代では、気にしないほうが不自然かもしれません。
確かに、血糖値は大切です
血糖値が上がりすぎると、糖尿病のリスクが高まります。
また、インスリンの過剰分泌で「太りやすくなる」「脂肪がつきやすくなる」といった問題も。
さらに「酸化」「糖化」といった細胞レベルの老化の原因にもなりますし、高血糖の反動で低血糖に陥れば、今度は「過食」や「イライラ」など、別の問題が発生します。
そこまで気にする必要ある?
正常な血糖値の範囲は80〜140mg/dL。
問題となるのは、160〜180mg/dL以上の数値が頻繁に出るケースです。
あなたは本当に、そんなに頻繁に血糖値が急上昇していると思いますか?
糖尿病や予備軍の方は、もちろん注意が必要です。
でも、健康体で毎日普通の食生活をしている方まで、極端に糖質を避ける必要はあるでしょうか?
気にしすぎが逆効果になることも
血糖値を気にするあまり…
・糖質を減らしすぎて脂質や量が増える
・カロリーオーバーになって結局太る
・糖処理能力が低下して逆に血糖値が乱高下する
…といった「本末転倒」なことが起こりがちです。
そして実は、太った状態の方が血糖コントロールは悪くなるのです。
それこそインスリン抵抗性の問題ですね。
血糖値よりも、生活習慣が先!
血糖値の話題ばかりが先行していますが、大切なのはもっと基本的な生活習慣です。
・早く寝ること
・適度に運動すること
・食欲を乱さない食事をすること
これらを整えるだけで、血糖値は自然と安定します。
見えない敵に怯えるのは、もう終わりに
テレビやSNSで
「血糖値が上がると失明する」
「まずは野菜から食べましょう」
「食後はすぐ動け」
など、さまざまな情報が飛び交っています。
ですが、過度な心配はかえって不健康を招くこともあるのです。
あなたがすべきなのは、数字に怯えるのではなく、生活を整えること。
それだけで、血糖値も、健康も、きっとついてきます!
