すぐにやめろ!股関節を痛めるこの姿勢

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股関節に違和感を感じたり、膝や足首の痛みに悩まされている方はいませんか?

その原因のひとつに、「姿勢のクセ」が大きく関係していることがあります。

特に注意したいのが、内股の姿勢です。

実は、この内股の姿勢が、股関節が外れやすくなるリスクを高めているのです。

なぜ『内股』は危険なのか?

内股とは、脚全体が内側にねじれてしまっている状態のことを指します。

この姿勢になると、股関節が「内旋(ないせん)」といって内側に回り込み、同時に膝が内側に入り込むような動きが生じます。

このとき、股関節には外向きの力がかかり続け、関節の適正な位置からズレやすくなってしまうのです。

股関節は本来、骨盤のくぼみにしっかりとはまり、安定して動く仕組みになっていますが、内股が続くとこの安定性が失われてしまいます。

内股が引き起こす悪影響

内股の姿勢が慢性化すると、次のような問題が起こりやすくなります。

  • 股関節の痛みや違和感
  • 膝が内側に入り込むことで起こる膝関節の痛み(特に内側)
  • 足首のねじれや負担による痛み、捻挫しやすさ
  • 歩き方や立ち姿勢のバランスの崩れ
  • O脚やX脚など脚のゆがみの原因にも

また、スポーツや運動時にこの姿勢が続くと、怪我のリスクも高くなります。

特に女性や成長期の子どもは、骨盤や股関節周辺の構造上、内股になりやすいため注意が必要です。

正しい姿勢を意識して、関節を守る

内股の癖を改善するためには、まず自分の立ち方や歩き方の癖に気づくことが第一歩です。

  • つま先と膝の向きをそろえる(まっすぐ前を向くように)
  • お尻の筋肉(中殿筋)や太ももの外側の筋肉を使って支える意識を持つ
  • 骨盤を立て、重心を左右均等に保つ
  • 靴の減り方にも注目(かかとの内側が減っている人は要注意)

内股はちょっとしたクセですが、放置すれば慢性的な痛みやケガの原因になります。

逆に、日常の立ち方や歩き方を見直すことで、股関節の負担を減らし、体の土台を整えることができます。

まとめ

股関節が外れやすい姿勢の代表例が「内股」です。

この姿勢を続けることで、股関節だけでなく膝や足首にも影響が広がります。

違和感がなくても、姿勢の見直しや予防はとても大切です。

自分の体を守るためにも、正しい姿勢を意識し、必要であれば専門家のアドバイスを受けることをおすすめします!

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この記事を書いた人

姿勢専門整体院スタジオラクト代表。頭痛の専門家として活動。1978年、大阪生まれ。整体歴24年で、50000回以上の施術実績。頭痛・姿勢の専門著書など6冊出版。姿勢専門整体院『スタジオラクト』の経営。滋賀県教育委員会認定の『姿勢講座』を開講。『整体スクール』『ダイエットスクール』の運営・姿勢の講師『ブランドセラピスト®︎』育成、オリジナルマクラ『RAKUBI』の販売、お客様の体の痛みの緩和からセラピストのプロデュースまで行う。

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