
実は『くしゃみ』が、ぎっくり腰の引き金になることがあります。
「まさかそんなことで…」と思われるかもしれませんが、当店にもくしゃみをきっかけに腰を痛めた方が多く来店されています。
ぎっくり腰とは?
『ぎっくり腰』という言葉はよく使われますが、実は正式な病名ではありません。
一般的には、急性の腰痛が突然起こったときに「ぎっくり腰や!」と表現されます。
このぎっくり腰は、大きく分けて次の2つのタイプがあります。
骨格(腰椎)の歪みによるもの
姿勢の崩れや日常の負担が蓄積し、腰椎(ようつい)にゆがみが起きている状態。
そこへ、くしゃみなどの急な衝撃が加わることで、関節がズレてしまい、筋肉が炎症を起こし激痛が発生する。
筋肉・筋膜の損傷によるもの
重いものを持ち上げたときや、急な動きによって、腰の筋肉や筋膜が損傷したケース。
こちらも激しい痛みを伴いますが、骨の歪みは見られない場合が多いです。
くしゃみがぎっくり腰を招く理由

くしゃみをした瞬間、実は瞬間的にお腹と背中に強い圧力がかかります。
この圧力が、腰椎にねじれや圧縮を生じさせ、もともと歪んでいた骨格にさらなる負担をかけてしまうのです。
とくに次のような方は要注意です
- 普段から姿勢が悪い(猫背・反り腰)
- 長時間座りっぱなしの仕事をしている
- 腰に違和感があるのに放置している
- 咳やくしゃみをする時に身体をねじっている
これらの状態にあると、くしゃみが最後の一押しになり、ぎっくり腰が発症してしまう可能性が高くなります。
最後に
「ただのくしゃみ」で体を痛めないためには、普段からの骨格のケアや姿勢改善がとても大切です。
ぎっくり腰は突然起こるものですが、実は日々の積み重ねでリスクが高まっているのです。
普段から姿勢を意識しましょう!
くしゃみは、強い力で上半身を屈曲させるので、首や腰へ大きな力がかかります。
これにより、腰椎が後方に歪み、ぎっくり腰が起こりやすいのです。
くしゃみをする時は前傾に気をつけて、しゃがんだり、壁に手をついたりして、体を丸めないように注意しましょう!
