
お酒は、健康にもダイエットにも基本的にはマイナスです。
もちろん「飲んだら絶対に痩せない」というわけではありませんが、太りやすくなるリスクが非常に高いのです。
主な原因は以下の2つ。
① 低血糖による食欲の暴走
お酒を飲むと、肝臓の働きが弱まり、血糖値が下がりやすくなります。
しかも飲酒中は炭水化物を控えることが多く、糖新生(体内で糖をつくる仕組み)もうまく働かない。
結果、低血糖になり、体が「エネルギー不足!」と判断して食欲が爆発します。
- 飲み会後にラーメンやチャーハンが食べたくなる
- 翌朝に食欲が異常に増す
これらはすべて「低血糖」が引き起こしている現象です。
② 脳(前頭葉)機能の低下
お酒は、理性を司る前頭葉の働きを鈍らせます。
前頭葉は
- 「これ以上食べたら太る」
- 「今はやめておこう」
などの判断をしてくれる部分。
お酒でこの機能が弱まると
- 満腹なのにさらに食べる
- やめたいのにお菓子が止まらない
など、意思のブレーキが効かなくなります。
さらに怖いのが、お酒は低血糖も同時に招くため、前頭葉へのダメージが倍増します。
対策はあるの?
もちろん、まったく飲まないのが理想ですが、飲むなら以下の対策を。
- 飲む前におにぎりなど軽く炭水化物を摂る
- ゆっくり飲む、合間に水をはさむ
- 飲みすぎない
- ビタミンB群・C、タウリンを意識的に摂る
最後に
「お酒をやめないとやってられない」という状況自体が、すでに危険サインかもしれません。
ダイエットは、体だけでなく心の健康も整えることが目的です。
依存せず、自分で選べる状態をつくることが大切です。
お酒の影響を理解し、必要な対策をとったうえで、上手に付き合っていきましょう!