前回に、ダイエットの原理原則は『カロリー収支』だとお伝えしました。
血糖値とかインスリンなどは、枝葉の問題であり、ダイエットの基本となる考え方は、やはり『カロリー収支』です。
ここはブレないでくださいね！
さて
食いしん坊な人は「私食べるの好きだから運動でカロリーのマイナスを作ってもいいですか？」と考えます。
答えは、NOです！
食べ過ぎで『摂取＞消費』になってるなら、消費カロリーではなく摂取カロリーを下げてください。
なぜなら
『消費カロリーを上げると、それに伴って摂取カロリーが上がる』
理由としては、摂取カロリーは、消費カロリーに連動しているからです。
例えば
通常、健康な人は2000kcal消費した場合、2000kcalの食欲が起こります。
当たり前ですよね？
車で100km走るために、100km分のガソリンを入れようとするのと同じです。
人間の場合、カロリーの消費を自律神経とホルモンが感知して、それに合わせた食欲が作られます。
簡単に説明すると
2000kcal消費してる人は
1500kcalだと満足できず
2500kcalだとお腹がパンパンになり
2000kcalだとちょうど良い感じ
となります。
こんな感じで、食欲は消費カロリーに連動してるのです。
食べ過ぎてる人は、この消費カロリーと摂取カロリーの連動が、うまくできていないのです。
その結果、2000kcalしか消費してないのに、2500kcalとか食べてしまう。ということになります。
これが、食欲が乱れている状態です。
では、この人が、がんばって500kcal運動したらどうなると思いますか？
摂取2500kcal、消費2500kcalで釣り合うと思うでしょ？
でも、違うのです。
正解は、消費カロリーの上昇に伴って、摂取カロリーも上がります。
例えば、2000kcal消費の人が、運動をがんばって2500kcal消費したとします。
すると
「あら、カロリー消費してるから、もっと食べないと」と食欲も刺激されて、摂取カロリーが2300kcalとか2500kcalとかになるんです。
そもそも『摂取＞消費』なら、摂取カロリーの方をどうにかしないといけないんです。
異常な方を正常に戻すのが正解。
食べ過ぎてるなら運動に逃げずに、食欲と向き合うこと。
そもそも食べ過ぎてる人が、運動したらお腹空いて食欲が増すのは、イメージできますよね？
まとめると
食べ過ぎてるなら、運動でごまかさずに、食べ過ぎと向き合いましょう！
