綺麗な立ち姿にかかせないのが、真っ直ぐで綺麗な足です。
僕も「O脚はよくなりますか?」と言う質問をされることがよくあります。
O脚は遺伝もありますが、関節で起こる異常なので改善することができます。
一瞬で改善するものでありませんが、原因を理解できればO脚の改善はむずかしくありません。
姿勢の取り扱い説明書「姿勢のトリセツ」今回はO脚の原因と改善方法をお伝したいと思います。
足の異常は3種類
足の異常はO脚だけではなく、大きく分けて3種類あります。
まずは、自分がどのタイプなのかを知っておきましょう。
足を閉じた時の、ふともも・ひざ・ふくらはぎ・くるぶしの状態から見分けることができます。
O脚(内旋型)の特徴
骨盤が前傾し、股関節が内旋し、ひざ関節が過剰に伸展している姿勢
ふともも | つかない |
ひざ | つかない |
ふくらはぎ | つかない |
くるぶし | つく |
X脚の特徴
骨盤が前傾し、股関節が内旋しひざ関節が屈曲している姿勢
ふともも | つく |
ひざ | つく |
ふくらはぎ | つかない |
くるぶし | つかない |
XO脚の特徴
骨盤が前傾し、股関節が内旋しひざ関節が屈曲(+外旋)している姿勢
ふともも | つく |
ひざ | つく |
ふくらはぎ | つかない |
くるぶし | つく |
O脚やX脚の原因
その原因は、日常の座り姿勢なのです。
こんな座り方をすると、股関節・ひざ関節・足首の関節に異常が出てきます。
この異常を表にするとこうなります↓
股関節 | ひざ関節 | 下腿 | |
O脚 | 内旋 | 過伸展 | 内旋 |
O脚 | 外旋 | 過伸展 | 内旋 |
X脚 | 内旋 | 屈曲 | 外旋 |
XO脚 | 内旋 | 屈曲 | 内旋 |
※内旋は、内股になる方向で、外旋はガニ股の方向です。
O脚やX脚の改善方法
O脚改善には、それぞれの関節を整えることと同時に姿勢全体を整える必要があります。
股関節 | ひざ関節 | 下腿 | |
O脚 | 内旋→外旋 | 過伸展→屈曲 | 内旋→外旋 |
O脚 | 外旋→内旋 | 過伸展→屈曲 | 内旋→外旋 |
X脚 | 内旋→外旋 | 屈曲→伸展 | 外旋→内旋 |
XO脚 | 内旋→外旋 | 伸展 | 内旋→外旋 |
股間節・ひざ関節・足首の関節には、たくさんの筋肉があり、その中からO脚の原因になっている筋肉をみつけて「ゆるめる」という作業を行います。
O脚・X脚・XO脚は、どれも骨盤が前傾しているので、
- ストレートネック
- 腰椎の過剰前湾(巻き肩)
- 胸椎の過剰後湾
も同時に整える必要があります。
どの筋肉が、屈曲・伸展・内旋・外旋させるのか?を理解していないと、逆に悪化させてしまう可能性もあります。
そして、姿勢は体全体でバランスを取っているので、股関節だけ改善させればいいというものではなく、体全体を整えていく必要がありとても高い技術と知識が必要になります。
姿勢は個々によって異なるため、体のバランスを直接を見て、どんな関節異常があるのか?をお伝えします。
自分で改善させるのはむずかしいと思いますので、専門家のアドバイスを受けながら改善させていくことをおすすめします。
筋力不足ではない
O脚は、筋肉不足で起こる症状ではないので、「鍛える」という発想はやめましょう。
まずは縮んでいる筋肉を「ゆるめる」を先に行い、足の股関節・ひざ関節・足首の関節を正しい位置に戻すことが重要です。
O脚の改善例
当院に「O脚を治したくて!」と来店されたお客さんのO脚の改善例です。
体全体のバランスを整え、施術と立ち方・歩き方を伝え姿勢を整えることで、真っ直ぐで綺麗な足になりました。
実はすごく綺麗な足だったのに、ものすごい損をされていました。
本人が一番びっくりしてましたが、1時間でこんなにも変わるんです。
O脚は、見た目が悪いだけでなく痛みが出てくるので、早めに改善させることをおすすめします。
姿勢に合わせた施術を行うと、1時間でも効果は実感できますので、一度バランスを整える相談にお越しください。