入院中のベッドのからの予約!?

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20代女性。
2年前に頭痛で来店された方なのですが自分では運転ができなくなり付き添いの方と一緒に来られました。
 
おばあちゃんのように10cmづつくらいしか足が動かせない。
理由を聴くと「振動があると首が痛むので‥」と。
 
首も右には45度ほど動かせるが左には全く動かせない。
起きる時も、自分の頭を支えないと起き上がれない状態。
 
 
「ご無沙汰しております。2ほど前にお世話になった◯◯です。お聞きしたい事がありまして‥」
 
「はい、どうぞ」
 
「2年ほど前にお世話になって、頭痛はあの1回で治ったんです。 頭痛は無くなったのですが、めまいがあったので、、近くに自律神経のカイロプラクティックがあったので、通うことにしたんです。先生は頭痛専門だと聞いてたので‥。」
 
それから、週に1回カイロプラクティックに通っていたそうです。
4回目に「あまり改善がないんです‥」とカイロの先生に伝えたところ「今日は強めにやりますね!」と、グイっと首を押さえられたようです。
 
その次の日から、首が痛み動けなくなってしまい、カイロの先生に伝えたところ「首は触ってません!」と言われたそうです。
 
首の痛みと気分が悪くなり、病院に行くとそのまま入院。
もう1週間も仕事を休んでいるようです。
 
当院への予約は、ベッドの上だったそうです。
 
「先生は頭痛専門だったはずですけど聞くだけ聞いてみようと思って電話しました」と。
 
どんな角度から、どんな施術を受けどんな状況になっていったか?などを詳しく聞いてから、首の可動域を確認したところ頚椎がおもいきり右にズレてました。
 
ゆっくり頸椎を整えると‥
「なんか、左の頭がじわっと温かくなってきたのがわかります!」とビックリされてました。
 
座ってもらい首を確認してもらうと‥
「あ、動く!?左が向けるようになりました!」
 
そして立ってもらうと‥
「あ、、フラつきが減りました!」と、おどろかれ「電話してよかったです‥。」と、穏やかな表情で、安心された様子でした。
 
付き添いの方も、安心された様子で帰っていかれました。
あと少し施術は必要だと思いますが普段の生活には戻っていただけると思います。
 
お客様の体を預かる仕事は、元気にもできますが、知識や経験が浅いとケガをさせることもあります。
 
「元気になりたい!」と思って来店される方に、それ以上の痛みを与えるなんてもってのほかです。
 
経験の浅い間は、自分の実力以上のことを行わないでほしい。
 
同じ業界内でマッチポンプみたいなことはしたくない。
体を預かる仕事をするなら、それなりの知識や経験。
そして、覚悟を持って施術をしてほしいと思います。
 
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ちなみに「覚悟」とは‥
危険なこと、不利なこと、困難なことを予想してそれを受けとめる心構えをすること。
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この記事を書いた人

姿勢専門整体院スタジオラクト代表。一社)ポスチャーポジション協会 代表理事。頭痛専門家。1978年、大阪生まれ。
整体歴23年で、50000回以上の施術実績。頭痛・姿勢の専門著書を3冊出版。また、滋賀県教育委員会認定の『姿勢講座』を開講。会員整体院『スタジオラクト』の経営。滋賀県教育委員会認定の姿勢講座を開催。姿勢の講師『ブランドセラピスト®︎』育成、整体スクールの運営、オリジナルマクラの販売など、お客様の体の痛みの緩和からセラピストのプロデュースまで行う。

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