【姿勢矯正師が教える】慢性頭痛は治るって本当?原因と改善方法を徹底解説

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「スタジオラクト という頭痛専門の整体院をしています。」と伝えると、よく「頭痛専門って珍しいですね!」って驚かれます。

当院に来られるお客さんに聞いてみても「頭痛ってどうしようもないものだと思ってたんです」と言われます。

なぜか、頭痛は改善しないものだと思っている方が多いようです。

でも、そんなことはありません!

今回は、なぜ多くの人が頭痛が改善しないと思い込んでしまったのか?にということもお答えしたいと思います。

僕は頭痛がある人生って本当にもったいないと思いますで、頭痛で悩んでいる方は、ぜひ読んでくださいね!

 

目次

頭痛は3大国民病の一つ

頭痛人口は全人口の約4割以上という統計が出ています!

日本人の2人に1人くらいは頭痛持ちなんです。

これって、ものすごい割合ですよね!

国民病ランキング2位

頭痛は国民病ランキング第2位なんです。

この統計によると、51%以上と、統計によって少しは違いがありますが、やはり人口の約半数は頭痛持ちだということになります。

気にしていただきたいのが、こららの症状は、年々増えているということです。

頭痛は女性に多い

頭痛人口は、全人口の4〜5割という統計が出ていますが、圧倒的に女性の方が多いんです。

確かに当店に来られるお客さんも女性の方が多いです!

理由としては、筋力の差やホルモンの関係があると思います。

女性の方が筋力が弱いので、男性と同じような姿勢をしていると女性だけに痛みが出ることもあります。

 

 

頭痛は改善しないと思われている理由

頭痛ってどうしようもないものだと思ったんです

そう思っている方が多いようです。

でも、そんなことはないですよ!!

もちろん頭痛にも原因があるんです!

しかし、頭痛の原因を理解し改善できる治療家が少ないことが「治らない」と思わせる原因の一つなんだと思います。

本気で頭痛を改善させたい方は、後ほどお伝えする頭痛の原因と改善方法が理解できている治療家を探してください!

 

頭痛薬に頼るしかない

頭痛で悩んでいるお客さんに「どんな対処をしていましたか?」と聞くと、ほとんどの方が「すぐに頭痛薬を飲む」という回答でした。

しかも、残念なことに「良くないことはわかってるんですが…」と、よくないことだっていうことはわかっているみたいです。

頭痛薬の怖さは、ご自身で調べていただく方がいいと思いますが、一つだけお伝えしておくと、痛みどめが頭痛を悪化させている原因の一つだということです。

痛み止めがなくても生活できる体に戻したくありませんか?

僕は、頭痛持ちの方の首を触れば、頭痛を出すことも消すこともできます

それは、頭痛の原因と対処法を理解しているからです。

長くなりましたが、頭痛の原因と改善方法について書いていきます!

 

頭痛の原因と改善方法

頭痛は、わかりやすく伝えると脳の酸欠だと言われています。

ですので、頭痛が起こるとアクビが出たり、体を休ませようと、まぶたが落ちてきたり、吐き気を出したりします。

体としては、「脳に酸素が届いてないから、休んで!!」って指示を出しています。

一般的内は、偏頭痛・緊張型頭痛・群発性頭痛など、いろいろな名前に分けられてややこしくされています。

なぜややこしくされているか?は書けない分野なので、興味があれば聞きに来てください。

頭痛持ちの共通点

実は、頭痛で悩んでいる人には共通点があります。

それが、このストレートネックです。

このストレートネックの人がものすごく増えていて、それに伴って頭痛も増えているんです。

このストレートネックは、頭が前に倒れ首の全湾(前に反る)が無くなってしまう状態のことを言います。

ストレートネックの怖いところは、頭が少し傾くだけで首や肩への負担がものすごく増えることです。

頭は、約5kgあります。

その頭が20°傾くと、その頭を支える首や肩への負担は1.5倍にもなるんです。

もちろん、それ以上に倒すと、負担もどんどん増します!

ちなみにこのストレートネックが増えた理由は、スマホやパソコンなど、前傾姿勢でいることが多くなったことと、横向きで寝る人が増えたことが原因です。

頭痛は2種類

僕が改善させている頭痛の種類は2種類あり、この2種類でほとんどの頭痛が軽減します。

  1. 後頭部頭痛
  2. 側頭部頭痛

 

後頭部頭痛

後頭部から前頭部や目の奥が痛む頭痛です。
この頭痛は、脳に入る椎骨動脈の流れが悪くなることで起こります。

後頭部頭痛の原因

  1. 頭が前に倒れる
  2. 頚椎が歪む
  3. 椎骨動脈の流れが悪くなる
  4. 酸素が脳に届きにくくなる
  5. 頭痛が起こる

ストレートネックが原因で、首で頭が支えられなくなり、頚椎が歪んでしまうことが原因です。

後頭部頭痛の改善方法

この後頭部頭痛の改善は、頚椎の歪みを整える必要があります。

残念ながら、体操やセルフケアで改善できるような簡単なものではないので、頚椎を整えられる高い技術を持った治療家から施術を受けてください。

この頚椎の施術ができる人が少ないために、「頭痛は改善しない」と思っている方が多いんです。

 

側頭部頭痛

側頭部の痛みで表面がズキズキする頭痛
筋肉が張ることで、この頸動脈の流れが悪くなることで起こります。

側頭部頭痛の原因

  1. 頭が前に倒れる
  2. 胸鎖乳突筋・広頚筋などが硬くなる
  3. 総頸動脈の流れが悪くなる
  4. 酸素が脳に届きにくくなる
  5. 頭痛が起こる

側頭部頭痛の改善方法

首の前の筋肉をゆるめることで、動脈の流れが良くなり頭痛が軽減します。

治療家にこの筋肉をゆるめてもらうこともできますが、日常の生活でもゆるめることができます。

それは、寝姿勢(寝始めだけでOK)と睡眠環境を整えること

  1. 上向きに寝ること
  2. まくらを首の下に敷く
  3. 硬いところで寝る

 

上向きに寝る

手のひらを上向きにすることで胸筋がゆるむので、呼吸がしやすくなります。

上向きに寝ることで、丸くなった背中(ねこ背)がゆるんできます。

 

まくらを首の下に敷く

まず、タオルまくらを作ってください。
作り方はとっても簡単で、さえばしにバスタオルをくるくる巻いて(しっかり巻く)輪ゴムで止めるだけです。
頭がつく高さで作ってください。

そのタオルまくらを首の下に敷いて寝てくださいね。
「え!首に!?」って驚かれることが多いのですが、まくらは頭ではなく首にするものなのです。

タオルまくらを作って首の下に敷くことで、ストレートネックで前に倒れた頭が元も位置に戻ります。

 

硬いところで寝る

せっかく上向きに寝ても、やわらかいところで寝ると、意味がありません。
できれば、ベッドではなく、畳で寝ていただきたいです。

多少の違いはありますが、人間は、人生の2/3で活動して、1/3で回復させます。

その1/3の時間をしっかり回復させることが重要で、この回復がしっかりできないと少しづつ疲れが残っていきます。

できるだけ早く改善させたい!」って方は当店に来ていただければ、頚椎の矯正はできます。

でも、まずは寝姿勢と睡眠環境をしっかり整えることが先です。

毎日元気に過ごすために、しっかりと睡眠姿勢と睡眠環境を整えてくださいね!

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この記事を書いた人

姿勢専門整体院スタジオラクト代表。一社)ポスチャーポジション協会 代表理事。頭痛専門家。1978年、大阪生まれ。
塗装業で痛めた腰痛に苦しみ整体師の道に進む。その後、交通事故がキッカケで頭痛が発症。約2週間働けなくなり、自身で頚椎の施術を試みたところ回復、独自メソッドを考案。頭痛の専門家として施術を行う。頭痛緩和の効果を上げるためにオリジナルマクラ『シンデレラネックピロー』を開発。睡眠時の正しい寝姿勢が保てることで、頭痛の緩和や予防に効果があると評価が高い。
頭痛の原因となる姿勢の大切さと正しい姿勢を伝える姿勢講座が、滋賀県教育委員会の認定講座となり県内11の小学校で講座開催。頭痛・姿勢の専門家としてテレビ、新聞などメディアに多数出演。整体師の育成にも力を入れる。
整体歴22年、のべ50000回以上の施術実績あり。著書には姿勢の入門書『シセイトリセツ』(アメージング出版/2019)がある。

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