頭痛・肩こり・腰痛などの痛みで来店されるお客さんに必ずお伝えしていることが、この痛いところを揉まない!です。
ほぼみなさんが、「え〜!なんで!? 今までずっと揉んできたのに!」って驚かれます。
当店に来られるお客さんは、いろんな治療院に行き改善しなかった方々が多いんです。
そんな方々がなぜ当院に来ていただくと改善していくのか?
それは、頭痛・肩こり・腰痛などの痛みの原因を理解して施術をしているからです。
人の体を改善させるために一番やってはいけないことが、今日お伝えする「筋肉を揉まない」です!
頭痛・肩こりなどの症状は、国民病と呼ばれるようになり、年々増加しています。
でも、同時に筋肉をもむマッサージ店や治療院もものすごく増えていて、今ではコンビニよりも多いと言われています。
それなのになぜ、痛みで苦しむ人が減らないのか?
それは、筋肉をもむお店が増えたからなんです。
頭痛・肩こりなどの痛みには理由があり、 原因=痛いところ ではないことが多いんです。
ですので、痛いところをもんでも改善しない、それどころか、筋肉を傷つけてしまい症状を悪化させることが多いんです。
治療院に行ってるけど、頭痛・肩こりが全然よくならない!って方は、ぜひ読んでくださいね!
筋肉がこる理由
そもそもなぜ、筋肉がこるのか?
筋肉の中には、やわらかい筋肉もあれば、こって硬くなっている筋肉もあります。
この違いをお伝えします!
やわらかい筋肉
- 心臓の機能で動脈から栄養や酸素が運ばれてくる
- 細胞が栄養などを消費する
- 細胞が老廃物を排出する
- 老廃物が静脈に流れる
この4つがやわらかい筋肉の特徴で、筋肉内の水分(間質液)が循環していて良い状態です。
かたい筋肉(こっている筋肉)
- 心臓の機能で動脈から栄養や酸素が運ばれてくる
- 細胞が栄養などを消費する
- 細胞が老廃物を排出する
- 老廃物が静脈に流れずに筋肉内に溜まる
- 筋肉内の内圧が高まる
- 筋膜が引っ張られる
- 痛みが出る
6つの特徴でわかるように、硬い筋肉は循環不足で筋肉内に老廃物(乳酸など)や二酸化炭素が溜まっているんです。
これが、これが筋肉がこる理由なんです。
筋肉がこる原因
ではなぜ、老廃物が静脈に流れずに筋肉内に溜まる 状態になってしまうのか?
動脈からの栄養や酸素は、心臓が働きでどんどん筋肉内に送られ、さすったり・ゆらすなどの微振動で、老廃物が静脈に流れるようになっています。
ですので、動かしている筋肉はこりにくいんです。
でも、筋肉を動かなさい(固定)でいると、老廃物が静脈に流れず筋肉内に溜まるんです。
筋肉をゆるめる方法
筋肉をゆるめる(わからかくする)方法は、こっている筋肉に軽く触れ、ゆらす・さするです!
「え!そんなことで筋肉がやわらかくなるの!!」ってよく聞かれますが、体感していただいた方からは「へ〜!ほんまにやわらかくなってる!」ってびっくりされます。
でも特別なことではなく、人間が本来持っている機能で対処することが大切なんです。
僕もそうでしたが、力任せに筋肉をもんでいた(もまれていた)人たちは、「そんなんで筋肉がやわらかくなるわけがない!」って、最初混乱すると思います。
でも、筋肉がやわらかくなり、痛みが軽減していくのを体感されると「不思議やわ…」って、みなさん反論しなくなります。
揉みほぐすと筋肉がやわらかくなる理由
「でも、マッサージ行ったら筋肉やわらかくなるよ!」っていうこともよく聞きます。
筋肉を揉みほぐすとこった筋肉がやわらかくなる理由は、筋膜に傷をつけて老廃物などを外に出すからです。
これを繰り返すと筋肉は傷だらけになって、循環しにくい筋肉になってしまうのです。
筋肉の循環が悪くなると、また老廃物が溜まるので、またすぐに揉みほぐしてもらわないとつらくなるんです。
筋肉を痛めて筋肉をやわらかくする方法はおすすめできません。
本当は良くない揉み返し
揉み返しって聞いたことがある人もいると思います。
この揉み返しは、「好転反応」などと言われていますが、筋肉を傷つけたことで起こる現象です。
簡単に言えば、筋肉のケガです。
ケガをしてるので、次の日に痛みが出たり、熱が出る人がいるんです。
残念ながら、お金を払ってケガをさせられてるので、揉み返しが出る施術を受けている人は、店を変えることをおすすめします。
頭痛・肩こりは、揉まずに改善
頭痛や肩こりなどの体の痛みは、正しい施術をすれば改善していきますが、間違った対処をするとどんどん悪化してしまうのです。
信じられなければ、ゆらす施術ができる治療院を探してみてください。
本気で改善を望むのであれば、まずは、今までの「筋肉は力任せでほぐす」という考え方を改めてほしいと思います。
正しい施術を受けて、どんどん元気になってくださいね!