当店には、「いろいろな治療を受けてきた」「マッサージが効かなくなったきた」という方がたくさん来られます。
僕が怖なぁと感じるのは、マッサージは筋肉に傷をつけることがありますので、どんどん症状を悪化させていることが多いということです。
これを知らないととても危険でもったいないと思います。
もみ返しは「危険」
例えば肩こりは、筋肉内に老廃物(二酸化炭素や乳酸など)が溜まり、内圧が高くなっている(パンパンになっている)状態です。
そこに針を刺して、小さな穴を開けて中の老廃物を出すのが「鍼治療」です。
そして、大きな範囲で傷をつけて、中の老廃物を出すのがマッサージです。
鍼治療は傷が小さいですが、マッサージはとても大きな傷を作ってしまうことがあります。
マッサージ後に「後天反応が出るかもしてません」「もみ返しは良くなるための物です」などと説明を受けるようですが、もみ返しは筋肉に傷がついた証拠であり。ケガです。
お金を払い体を楽にしようと思って行ったお店でケガをさせられているのです。
とても残念なことだと思います。
しかも、人の体は傷を作ると、その組織を守ろうと、その箇所がどんどん硬くなります。
ですので、頻繁にマッサージに通う人の筋肉はガチガチなのです。
そのガチガチな筋肉は、揺れにくくなりさらにコリやすい筋肉へと変化しますので、どんどん悪循環にハマっていきます。
なぜ筋肉がコルのか?
では、そもそも「なぜ老廃物が溜まったのか?」が重要なのです。
筋肉は、揺らすと静脈の弁が開き、老廃物を静脈へ流す機能があるのですが、筋肉を固定すると弁が開かずに老廃物が筋肉内に溜まってしまうのです。
ですので、筋肉のコリは動かさないことでできます。
(※運動などで起こる筋肉痛はまた別の問題ですので、別でご説明します。)
ですので、筋肉を揺らしてあげることで、本来の機能を使い筋肉を元の状態に戻すことができます。
「そんなことで筋肉が柔らかくなる??」と思う人が多いかもしれませんが、当店に来てくださった方は体感していただいています。
体は正直です!
「安いから…」「近いから…」という安易な理由で体を適当に扱うと、大切な体がどんどん痛みます。
体はとても正直で、いいことをすればどんどん良くなりますし、悪いことをすれば悪化します。
痛みに悩まされることなく楽しい人生を送るために体を大切にしてくださいね!