肩こりや腰痛で悩んでいる方によく言われることが「運動してないからですかねぇ…」です。
運動をしていなくても肩こりも腰痛もない方はたくさんいます。
これまでもたくさん伝えてきたことが「運動は、体にとっていいとは限らない!」ということです。
なぜか「運動は体にいい!」と思い込んでる人が多いのです。
まずは、運動=健康ではないということからお伝えしていこうと思います。
運動は体にいいとは限らない
大切なことなので、先に伝えておくと、運動が体にいいとは限りません。
体の前後左右の中で、前だけ…右だけ…と、片方だけを鍛えてしまうと、体が歪んでしまうこともありますし、関節をゆるくしてしまう(過伸展)ことで、捻挫が増えたりします。
偏った筋肉がつく運動がある
例えばゴルフや野球などは、一方向にしか体を振らないので、その方向に向ける筋肉が発達します。
ゴルフだと、右利きの人は、左回旋が強くなることで飛距離が出ます。
飛距離が出るようになったということは、
- コツを掴んだ
- その筋肉が発達したこと
- 背骨の関節が過剰に回旋するようになったから
筋肉に左右差ができると体が歪み、肩の高さに違いが出たりします。
それに、背骨の関節が過剰に動くことで、ぎっくり腰になりやすくなります。
ゴルフをする人に腰痛が多い原因はこれです。
人の体は、できるだけ前後左右の筋肉のバランスを整えておくことで、痛みが出にくい体になります。
過剰な運動は、筋肉に傷をつける
過剰な運動をすると、筋肉痛になります。
これは、筋肉に傷がつけたことが原因なのです。
筋肉に傷をつけ修復することで、筋力がアップするのですが、しっかりと回復させないとどんどん筋膜が硬くなり、関節の可動域が狭くなり体のバランスが崩れます。
運動すると痛みはごまかされる
運動をしている間は、筋肉を矯正的に動かす(揺らす)ので、痛みは誤魔化されます。
ですので、「運動をしないと体が痛くなる…」という方が多いんです。
でも、この状態で運動を続けるといずれもっと大きな痛みに変わります。
痛い時は運動をしない
「肩こりがあるから水泳を始めたんですが…」と肩こりを悪化させる方が多いのですが、痛みがある時は、筋肉に傷がついている場合が多いので、運動は休憩することをおすすめします。
痛みが気にならなくなるまで休んで、回復したら徐々に運動を再開するのが理想です。
大切なのは運動前に姿勢改善
運動をすると隠れている体の異常がごまかされてしまいますので、一定期間運動をしていない時に痛みがない、そんな体が正常の体なのです。
自分の体が正常なのか?を知りたければ、運動を休んでみるとわかります。
運動をやめてみた結果
「自分の体が本当に正常なのか?」を知りたくて、去年までやっていたテニスなどの運動をすべてやめました。
一年が経ちましたが、継続的な痛みは出ませんでした。
自分の体が正常だとわかったので、今年は運動を再開したいと思います!
自分の体が正常なのか?を知りたい
「運動をやめたら痛みが出る」
「自分の体が正常なのか?が知りたい」
そんな人は、一定期間運動を休んでみると確認できます。
そして、体に痛みが出た人は、姿勢をしっかり整えてから運動を再開すると、正しい体に正しい筋肉がつきます!