
果物は太ると思っていませんか?
安心してください、果物は痩せる食べ物です。
果物について、ちゃんとお話ししていきましょう。
果物って太ると思ってますか?
はっきり言います。
果物は「太りにくい」食べ物です。
その理由は2つ。
- カロリーが低い
- 満足感が高い(水分や食物繊維が多い)
まず大前提として、「太るか痩せるか」はカロリー収支で決まります。
果物は脂質がほぼゼロ。
水分と食物繊維が豊富なため、重量のわりにカロリーが低いのです。
実際の研究でも…
大規模な研究では、果物の摂取量を増やすと体重が減ったという結果が出ています。
それにもかかわらず、日本人の果物の摂取量は、推奨量の半分以下というのが現実。
この状況で「果物は太る」なんて言えますか?
食べ過ぎればもちろん太ります
当然、どんな食べ物も食べ過ぎれば太ります。
果物も同じです。
でも、果物って「食べ過ぎ」が意外と起こりにくいんです。
例えば、チョコケーキ1個で約400〜500kcal。
これを果物で摂ると…
- りんご:約3玉
- バナナ:約6本
- もも:約4〜5個
- みかん:約15個
これを一気に食べるのは、かなり大変ですよね。
つまり、果物は食べ過ぎにくいのです。
「果糖は中性脂肪になる」って本当?
「果物に含まれる果糖が中性脂肪になる」と聞いたことがあるかもしれません。
たしかに、果糖はブドウ糖より中性脂肪になりやすいとされています。
でもこれは、エネルギーが余っている時の話。
逆に、エネルギー不足のときは、果糖もブドウ糖もちゃんとエネルギーとして使われます。
しかも、果糖は体内でスムーズに代謝されやすいという性質があります。
つまり、果糖も「食べ過ぎなければ問題ない」ということです。
果物の目安量は?
厚生労働省の推奨では、果物は1日200gが目安です。
具体的には…
- みかん2個
- りんご1個
- バナナ2本
- キウイ2個
これくらいの量です。
でも、「果物は太る」と思っていたり、「高いから」と言って、これすら食べていない人が多いのが実情です。
加工品と生の果物は別物
注意してほしいのは、「ジュースや加工品の果糖」は別物です。
砂糖や果糖ブドウ糖液糖が加わった加工品は控えましょう。
でも、生の果物なら、ほとんどの人がもっと食べた方が痩せやすくなります。
応用編:糖質制限後に果物が効果的な理由
少し応用的な話をすると、糖質制限をしていた人には果物が特におすすめです。
理由は、糖質制限中は「糖の処理能力」が落ちているため、代謝しやすい果糖の方が体にとって扱いやすいからです。
結論:「果物は太らない」
今日のまとめはこれです。
果物は、太らない。むしろ痩せやすくなる。
食べ過ぎなければ、果物はダイエットの強い味方になります!
