当店には腰痛で困って施術を受けにこられる人が多くおられます。
これは、人口に対してのそれぞれの痛みの割合を表したものなんですが、腰痛は3大国民病として扱われていて全体のランキングでは第3位、男性だけのランキングなら2位なんです。
全人口の46.8%ってものすごく多く、日本人のほぼ半数の方が腰痛で悩んでいるということ。
実は年々腰痛で悩む人が増えてきているんです。
これは、高齢化という問題だけでなく、今までの施術や考えたでは、腰痛は改善しないっとことなんです。
僕がお客さんにお伝えしている内容は、ほとんどの方が「そうなんですか!?」って、驚かれます。
今まで色々な施術を受けてダメだったなら、その施術方法や考え方を変えないといけません。
今回は、腰痛の主な原因と対処方法をご紹介します。
腰痛の原因と対処法
腰痛の原因は細かく分ければたくさんありますが、基本的には2つに分けられます。
原因によって対処方法が違いますので、分けて説明したいと思います。
①腰椎の歪み
これは、腰椎がゆるい(動きすぎる)人や、腰が丸い人が起こりやすい腰痛です。
腰椎は、歪まないように、こんな感じで上の骨を下の骨が挟み込むように支えてるんです。
ですので、反っていれば腰椎は歪みませんが、前傾で腰を伸ばしすぎると骨の間隔が広がり歪みやすくなります。
「これは危険だ!」と筋肉は固くなり、痛みを出します。
そのまま腰椎が歪んでしまうと、あのツライぎっくり腰になります。
動作としては、
- 靴下を履く
- くしゃみをする
- 顔を洗う
など、何気ない動作をした時に、腰椎が歪みやすいんです。
逆に、重い物を持った時などには、意外と起こりません。
ちなみにこうなると、体はこの歪みを元に戻そうと、筋肉が張ります。
この筋肉が張ることで、骨を押し込み元の状態に戻ります。
腰椎が歪む腰痛の対処法
この骨の歪みが原因の腰痛の対処法は、筋肉が歪みを戻してくれるまで安静にしておくことです。
注意としては、この張った筋肉を揉んだり、引っ張ったりしないこと!
「え、そんなこと!?」って思われるかもしれませんが最初の対処が間違うととっても危険なんです。
歪みを直すために張った筋肉をもみほぐしたりすると、骨の歪みは残ったままになり、また骨の歪みを直そうと筋肉が張るを繰り返し、慢性腰痛になってしまいます。
残念ながら慢性腰痛の方は、腰椎が歪んだままの可能性がありますので、体操やストッチなどで良くなる可能性は低くいんです。
そんな時は一つづつ骨の歪みを探し出し、矯正をしないといけません。これはとてもむずかしい施術で専門家でもできない人が多いくらいです。
ですので、この歪みを矯正できる治療家を探して施術を受けていただきたいです。
②反り腰
反り腰は、女性に多く常にドーンとした痛みがあるのが特徴です。
常に腰の筋肉が縮んでいる状態で、筋肉が硬くなり、その硬い筋肉を動かすと痛みが出ます。
反り腰の原因は、股関節の内旋(内股)と、巻き肩です。
- 巻き肩になると上半身が前傾になり、その前傾を元に戻すために腰を反らせる。
- 股関節が内旋するとお尻が突き出た姿勢になり前傾するのを戻すために腰を反らせる。
反り腰は、反り腰だけで起こることがなく、股関節や巻き肩などの状態と一緒に起こります。
反り腰腰痛の対処法
反り腰腰痛の対処は、上向きになることが大切です。
反り腰の原因となる巻き肩も股関節の内旋も、上むきになることで改善していく症状なので、まずは上むきに寝る練習をしてください。
ただ、反りが強い人は、いきなり上向けに寝れないことがあります。
そんな時は、ひざ下に重ねたバスタオルを敷くと腰の反りがゆるんできます。
こんな状態を作り、少しずつ腰の筋肉をゆるめてあげてください。
腰痛の原因は一つではないので、原因に合わせた対処が必要です。
ただ一つ言えることは、普段から横向きで寝る方がなりやすい症状です。
腰痛は簡単には直せない
世の中によくある腰痛体操などで、良くなるほど、腰痛は簡単ではありません。
もう何十年も腰痛が増え続けていることが答えです。
実際に自分がどのタイプか分からない時は、専門家に頼ってください。