頭痛の原因の一つが、酸欠。
頭痛があるということは、脳と体が酸欠になっている可能性があります。
「あくびが出る…」「めまいがする…。」「寝ても疲れが取れない…。」などは、酸欠の症状です。
その中でも、もっとも怖いのは「脳の酸欠」です。
脳の酸欠は、脳細胞がどんどん壊死し、壊死した脳細胞は回復することがほとんどありません。
大切な細胞を守るためにも、細胞にしっかりと酸素を届けましょう。
酸欠が原因となる症状
酸欠状態が続くと、以下のような症状になる可能性があります。
[aside type=”boader”]- 痩せにくい
- 眠い
- だるい、疲れやすい
- 集中力が続かない
- 視力が落ちる
- 偏頭痛
- 冷え
- むくみ
- 肩こり
しかも、酸欠状態が続くと、脳梗塞や脳卒中、目の病気などのリスクが高まるようです。
体内の酸素濃度が与える影響
環境によって血中の酸素濃度が低下し、酸欠状態になってしまう場合があります。
通常(外気)の酸素濃度は、約20.9%なのですが、換気ができていない部屋では20.6%くらいまで下がると言われています。
一時的には問題ありませんが、この状態が長時間続くと、体に大きなダメージを与えてしまいます。
頭痛で悩む方がよく吐き気やめまいが起こる理由はこの酸素濃度が関係しています。
[aside type=”warning”]- 酸素濃度16%: 呼吸脈拍増、頭痛悪心、はきけ、集中力の低下
- 酸素濃度12%: 筋力低下、めまい、はきけ、体温上昇
- 酸素濃度10%: 顔面蒼白、意識不明、嘔吐、チアノーゼ
- 酸素濃度 8%: 昏睡
- 酸素濃度 6%: けいれん、呼吸停止
酸欠で一番怖い症状
脳は体全体の酸素消費量の内、約20〜25%の酸素を消費します。
脳細胞は、血液から酸素を受け取り呼吸をしますが、酸素が供給されないと脳細胞はすぐに酸欠となります。
脳細胞は酸素不足に非常に弱く、5分程度の酸欠で壊死してい、残念ながら一度壊死した細胞の回復はほぼ不可能だと言われています。
酸欠から脳細胞を守るためにも体に酸素をたくさん取り入れる必要があります。
酸欠を防ぐための3つの方法
酸欠予防には、鼻呼吸をしよう
実は、口呼吸では体に十分な酸素が届けられず「酸欠状態」になっている場合があります。
「鼻呼吸」は取り込んだ酸素の90%を脳に届けるのに対して、「口呼吸」は、たったの40%しか酸素を届けることができないようなのです。
「寝ても疲れが抜けない…。」「白髪や抜け毛が増えた…。」「シミやシワが増えた…。」そんな身体の回復力の低下は、酸素不足が原因かもしれません。
脳や体内に酸素をしっかり届けるために、鼻呼吸をしましょう!
酸欠予防には、運動をしよう
運動をすれば、たくさん呼吸をすることで肺や横隔膜が鍛えられて肺活量がアップします。
肺活量が上がることで、体内に酸素を多く取り込めるようになります。
酸欠予防には、姿勢を整えよう
巻き肩・ねこ背などの姿勢は肋骨が膨らみにくいので、しっかり深い呼吸ができるように、まずは姿勢を整える必要があります。
酸欠になると体に大きなダメージが残りますので、いつも呼吸を心がけて体内にたくさん酸素を取り入れてください。