痛みが出ている箇所が原因とは限らない

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姿勢の先生「グッチ」こと山口 克志です。

「痛みに邪魔されず、生活できることに幸せを感じてほしい」

こんな想いでこのメルマガを書いています!

肩こりや腰痛などの対処として、痛みが出ているところをもんだり、引っ張ったりすることが多いようです。

でも、痛みが出ている箇所が原因とは限りません。

目次

痛み=原因とは限らない!

実は、痛みが出ている箇所をもんだり引っ張ったりすることで、症状を悪化させてしまうことがあります。

【痛み=原因とは限らない】

筋肉は、伸ばされて筋膜が引っ張られると危険を知らせるために痛みが出ます。

伸ばされる筋肉 があるということは、反対側に 縮んでいる筋肉 があるということです。

その縮んでいる筋肉をゆるめることで、伸ばされた筋肉の緊張が解け痛みが改善します。

[box class=”blue_box” title=”首(首の後ろの筋肉)コリの例”]

首の後ろのコリは、首の前の筋肉が縮んでいることが原因なので、首の前をゆるめると首の後ろの痛みが改善します。

首の前の筋肉が縮み頭が前に引っ張られます。

その頭を支えるために首の後ろの筋肉が張っている状態

[/box]

痛みと向き合う

痛みは、体の異常を知らせてくれるサインです。

痛みを絶対に無視しないでください。

痛みがあることで

・体の異常に気付ける

・動きを制限する

ですので、痛みを悪いものだと思わないでください。

その痛みを 痛み止め などで誤魔化したりすると、痛みがありできなかった動きができるようになります。

結果、症状を悪化させてしまうことになります。

そして、痛みは放置することで、痛みを感じる感覚が麻痺し「痛みに強い体」になってしまいます。

どんな異常も早めに感じ取り対処すれば、すぐに改善できます。

でも、痛みを感じにくい体は、症状が悪化してからでないと体の異常に気づけない体になってしまうということです。

「意味のない痛み」は存在しません。

痛みと向き合い、その原因を探し対処することで、どんどん元気なカラダになります。

 

次回は、【それ大丈夫!?】その対処が痛みを悪化させているかもしれない です。

頭痛・肩こり・腰痛などの痛みの改善を目指す時に大切なことは「良いことをするより、悪いことをやめる」です。

肩こりをもみほぐす など、実は症状を悪化させる行為をしている方が多いので、間違い についてご紹介していきます!

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この記事を書いた人

姿勢専門整体院スタジオラクト代表。一社)ポスチャーポジション協会 代表理事。頭痛専門家。1978年、大阪生まれ。
塗装業で痛めた腰痛に苦しみ整体師の道に進む。その後、交通事故がキッカケで頭痛が発症。約2週間働けなくなり、自身で頚椎の施術を試みたところ回復、独自メソッドを考案。頭痛の専門家として施術を行う。頭痛緩和の効果を上げるためにオリジナルマクラ『シンデレラネックピロー』を開発。睡眠時の正しい寝姿勢が保てることで、頭痛の緩和や予防に効果があると評価が高い。
頭痛の原因となる姿勢の大切さと正しい姿勢を伝える姿勢講座が、滋賀県教育委員会の認定講座となり県内11の小学校で講座開催。頭痛・姿勢の専門家としてテレビ、新聞などメディアに多数出演。整体師の育成にも力を入れる。
整体歴22年、のべ50000回以上の施術実績あり。著書には姿勢の入門書『シセイトリセツ』(アメージング出版/2019)がある。

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