2ヶ月くらい前から来店くださるお客様との会話の中で、「私、死のうと思っててん」と打ち明けられました。
そのお客さんとは、今年の2月に仕事とは全然関係がないところで、ほんの少しだけお話しさせていただいたことがありました。
物事をハッキリ伝えるとても元気な方でした!
それが腰が曲がり身長が半分くらいになり痛々しい姿になられてました。
「あの方がこんなに急に弱々しくなるなんて…」と衝撃でした。
死のうと思っててん…。
先生、今やから言うねんけどな…「私、死のうと思っててん」
え?どう言うことですか?
私、あの痛みのせいで、毎日毎日生きるのが辛かったのよ。
痛みが辛過ぎたのと、寝れなかったから鬱みたいになってたと思うのよ。
実はね、「こんな思いしながら生きていくのは無理や!」と思って死ぬ用意してたのよ。
ここに来て、先生に出逢えたのも、死ぬための準備で、◯◯さんの所に行ったからなの。
私ね、首を吊るための梁も決めてたの。
私の身長だと、ここに台を置いて、その台を蹴飛ばしたら絶対に足は着かない所があるから。
死ぬ前数日は食べないつもりでいたけど、主人にはできるだけ迷惑をかけたくないし、オムツも用意した。
下に敷くもんも買ってあるねん、だって、いろんな物出てくるでしょ。
途中でバレないように、病院の先生に「寝れない」って言って「睡眠導入剤」ももらってあって、それを旦那のお酒に混ぜようと思ってたの。
服も旦那にバレないように少しづつ捨てて、ゴミ袋6つもあったのよ。
準備も整って、私が死んでも旦那が困らないように、新聞のお金を4ヶ月分先まで払いに行ったの。
主人が新聞を読むし、100日くらい経てば落ち着くと思ってね。
そしたら◯◯さんが「そんな辛そうな顔してどうしたん!?」って心配して、先生を紹介してくれたのよ。
痛過ぎて、腰は曲がってしまってたし、足は痺れて寝てられなかった。。
今、この痛みがないのが信じられないの。
だから、先生は、命の恩人なのよ。
そう言っていただけると、頑張った甲斐があります!
冗談じゃないのよ、ホンマに辛かったんだから。
だから本当に感謝してるの。
先生、ありがとうございます。
先生の言ってくれた歩き方とか姿勢に気をつけてるから、少し歩けるようになってきたんよ。
それはよかったです!
原因となった姿勢を変えないと、また繰り返しますからね!
それは絶対にイヤやし、アドバイス通り続けます。
でもね、困ったことがあったのよ。
どうしたんですか?
急に暑くなったでしょ。
服を捨て過ぎて、服がないのよ!笑
それ、大変ですよね!
でもね、この前の母の日に娘が「母の日、何がいい?」って聞いてくれたの。
服を頼むのは申し訳なかったから「服を買いたいし連れて行って」ってお願いして一緒に買い物に行ってきたのよ。
新しい服を着るなんて、想像もできなかったし、うれしかったの!
先生にこんなに元気にしてもらったし、人生に悔いはないんだけど、私、まだ生きます。
最後に、そう言ってくださいました。
痛みという恐怖
想定外の話にビックリでしたが、元気になってくださったお客様を見ていて、うれしかったです。
腰椎の歪みが原因で体が真っ直ぐに起こせず、2ヶ月間「くの字」になって生活をしていたようです。
辛くて辛くて、ずっと泣いてたとおっしゃってました。
そんな姿勢で生活をしていたので、坐骨神経痛も起こり、足が痺れて膝や足首にまで痛みが出るようになっていました。
病院では、痛み止めと神経系の痛み止めをもらっていたのですが、それが効かず、薬の数がどんどん増えていっていたようです。
薬の影響からか、常にフラフラしていたと聞きました。
僕はこれまで18年間痛みに苦しんでる方と向き合ってきましたが、命まで救ったのだと言ってもらい感謝されることに「この仕事を続けてきてよかった」と、うれしくなりました。
そして同時に「痛みがこんなに人を弱らせるのか…。」と感じました。
頭痛・肩こり・腰痛など、ほとんどの痛みは、日常の姿勢が原因です。
このお客様も姿勢が原因の痛みでしたが、そのことに気付いていませんでした。
ですので、「姿勢の大切さ」をもっとたくさんの方に伝えていくことの必要性を改めて感じました。
僕はこれまでに6つの手技を学び、組み合わせてさまざまな症状に対応してきました。
そして、その原因となる姿勢の大切さを伝えてきました。
できるだけ早く元気になってもらえるように、施術をしますので、みなさんの周りの大切な方で「辛くて仕方がない…」という方がおられましたら、最後の砦として当店をご紹介ください。
死を選ぼうとするくらい辛いなら、相談に来てくださいね。
当店を紹介くださった○○さん、ありがとうございました!
信頼に応えることができてよかったです!