
「3日間スクワット100回で何キロ痩せるか?」
「この食材で1ヶ月5kg痩せた!」
SNSでは、こうした『短期間で体重を減らす』系の情報があふれていますよね。
でも、こういった急激な減量で落ちているのは、ほとんどが水分だということをご存じですか?
本当にあなたが落としたいのは、水分でしょうか?
ほとんどの方は「脂肪を落としたい」はずです。
手っ取り早く痩せたように見える方法
水分を減らすだけなら、食事制限や汗をかくだけでも体重は落ちます。
ですがそれは一時的な「数字の変化」であり、脂肪はほとんど減っていないのです。
脂肪を落としたいなら、コツコツ続ける方法しかありません。
体脂肪は、1日にどのくらい減らせるのか?
1日に落とせる体脂肪の限界は、体脂肪量に応じて決まります。
計算式は 以下の通りです。
体脂肪量(kg) × 9.5g = 1日に落とせる体脂肪量(g)
たとえば、体重60kg・体脂肪率30%の方なら
60kg × 30% = 18kg(体脂肪量)
18kg × 9.5g = 171g
つまり、この方が1日に落とせる体脂肪の限界は171gということです。
この171gは、およそ1,539kcalのアンダーカロリーが必要になります。
ランニングなら、20〜30kmも走らないと消費できないレベルです。
ダイエットは「積み重ね」
これだけ頑張っても、脂肪は171gしか落ちません。
逆に言えば、SNSの「1週間で◯kg減」系は、ほとんどが水分か筋肉の減少です。
脂肪ではないのです。
この現実を知らずに、体重ばかり追い求めていると、リバウンドを繰り返すダイエットになります。
まず、自分に問いましょう。
あなたが落としたいのは、数字?それとも脂肪?
正しい知識が、リバウンドしない体をつくる
ダイエットの目標は人それぞれですが、「痩せたのにリバウンドした」という経験がある方は、正しい知識が不足していた可能性が高いです。
数字に一喜一憂するのではなく、脂肪を落とすことを目指すダイエットをしましょう。
そのためには、短期的な変化に左右されず、長期的に体を変える意識が必要です。
焦らず、コツコツ。
本当に意味のあるダイエットを、始めましょう!
