ラクト式ダイエットをはじめて「こんなにごはん(炭水化物)を摂って大丈夫?」と不安になるかもしれません。
まず、炭水化物について、簡単にお伝えします。
炭水化物は、『糖質』と『食物繊維』を合わせた総称です。
厚生労働省の「日本人の食事摂取基準(2025年版)」では、炭水化物の摂取量について、1日のエネルギー摂取量のうち、50~65%を目安にするとされています。
糖質は太りやすいと思われがちですが、体を動かす時に最も多くエネルギー源として使われます。
この糖質が不足すると、身体は筋肉のタンパク質を分解してエネルギー源として使います。
これにより、筋肉量が減少し、基礎代謝も低下します。

糖質制限がすぐに痩せる理由
糖質を制限すると、肝臓や筋肉に蓄えられているグリコーゲンが減少します。
グリコーゲンは水と結合しているので、グリコーゲンが減ると、水も一緒に排出され、すぐに体重が落ちます。
短期間で体重が落ちるので、糖質制限で痩せた経験がある方も多く、太る→糖質制限→太る→糖質制限を繰り返すことで、どんどん代謝が落ち、痩せない体質になります。
糖質制限の危険性
糖質制限ダイエットには、栄養不足、低血糖、リバウンド、筋肉量の低下など、健康に悪影響を及ぼす可能性があります。

また、糖質が少ないと、たんぱく質や脂質が過剰になります。
過剰なタンパク質や脂質の摂取は、コレステロール値の上昇や心臓病のリスク増加にもつながります。
糖質制限は、インスリンの分泌を抑制し、2型糖尿病のリスクを高める可能性があります。
ダイエットで一番重要なのは『健康』です。
危険な糖質制限はやめて、しっかり炭水化物を摂りましょう!