体脂肪には種類があり、それぞれ健康への影響が異なります。
特に注意したいのが、内臓脂肪と脂質異常症の関係。
正しく理解し、早めに対策を取ることで、病気を予防し、健康を維持することができます。

体脂肪は2種類
体脂肪は主に「内臓脂肪」と「皮下脂肪」の2種類があります。
内臓脂肪:見えないけれど危険な脂肪
- 特徴:内臓のまわりにつく脂肪。男性に多い傾向があります。
- 健康リスク
・糖尿病、高血圧、脂質異常症など生活習慣病のリスク増
・内臓脂肪が増えると、脂肪肝に → 肝炎・肝硬変・肝臓がんのリスクも - 対策:有酸素運動(ウォーキング・水泳など)+食事改善
皮下脂肪:見た目に影響しやすい脂肪
- 特徴:皮膚の下につく脂肪。女性に多い傾向です。
- 健康リスク:内臓脂肪ほどではないが、過剰になると体への負担に
- 対策:筋トレ(スクワット・体幹トレーニング)+食事療法
脂質異常症とは?
- 定義:血液中の脂質(コレステロール・中性脂肪)が基準値を超えた状態
- 旧名:高脂血症
- 特徴
・自覚症状がないことが多く、健康診断で見つかりやすい
・放置すると動脈硬化 → 心筋梗塞・脳卒中のリスクが高まる
内臓脂肪と脂質異常症の関係
内臓脂肪が増えると、脂質の代謝異常が起こりやすくなります。
肝臓の働きが乱れ、中性脂肪やLDL(悪玉コレステロール)が増加し、脂質異常症の原因になります。
その結果、血管トラブルや動脈硬化のリスクが高まります。
将来の病気を防ぐために
内臓脂肪の蓄積は、脂肪肝・脂質異常症・心血管疾患の重大な引き金になります。
だからこそ、早期の運動や食事の改善が重要。
見た目の変化だけでなく、内臓の健康維持にも直結しています。

脂肪の種類やそのリスクを正しく知ることで、将来の健康に備えることができます。
「ちょっと太ったかも…」と思ったそのときが、改善のチャンス。
体の内側に目を向け、見えないリスクから身を守る選択をしていきましょう!
